地球の丸く見える丘展望館に来たら聞いてみよう

銚子市の観光
地球の丸く見える丘展望館
銚子ポートタワーとウオッセ21
銚子電鉄
犬吠埼灯台
犬吠埼温泉郷
醤油工場
銚子漁港
漁業発祥の町-外川-
西廣家住宅
利根川
犬岩
屏風ケ浦
イルカ・クジラウオッチング

観光スポット

①銚子市の観光

銚子市は、日本一の流域面積を誇る利根川、風光明媚な君ケ浜や犬吠埼、白亜の犬吠埼灯台、粗削りで雄大な屏風ケ浦など、三方を川と海に囲まれ、岬あり断崖絶壁ありと、変化に富んだ景観を楽しめるまちです。そして、銚子の地層は貴重なものであり、千葉県で初の日本ジオパークに認定された「銚子ジオパーク」には、1億2000万年前の海の様子を伝える「犬吠埼の白亜紀浅海堆積物」や、300万年前からの地層が続く「屏風ケ浦」などの貴重な地質が点在し、ダイナミックな地球の動きを感じることができます。また、銚子は、利根川や太平洋の恵みを受け、各種の産業が発達しました。全国屈指の水揚げ量を誇る銚子漁港のほか、ヤマサ醤油・ヒゲタ醤油に代表される醤油醸造業、缶詰などの水産加工業、キャベツやメロンなどの農業が盛んです。このほか、レトロな車両と駅舎の銚子電鉄や大海原を一望できる犬吠埼温泉、雄大な景色を楽しめる地球の丸く見える丘展望館と銚子ポートタワー、イルカウォッチングなど、観光スポットも盛りだくさんです。食・自然・歴史・産業など、みどころ満載の銚子を、ぜひお楽しみください。

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②地球の丸く見える丘展望館

地球の丸く見える丘展望館は、銚子で一番高い標高73.6mの愛宕山の頂上にあります。ポイントはなんといっても屋上の展望スペースから見える360度の大パノラマ。四方を眺めると、北は鹿島灘から筑波山、東と南は太平洋、西は屏風ケ浦から九十九里浜が一望でき、その眺めは雄大で水平線の両端は丸みを帯びて見えるので、文字通り地球の丸さを実感できます。また、冬の空気が澄んだ日には、遠く富士山を望むことがあります。

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③銚子ポートタワーとウオッセ21

銚子ポートタワーは、銚子漁港を見下ろす高台に建てられた、高さ57.7mのツインタワー構造の展望施設です。展望室からは、太平洋の大海原をはじめ、銚子漁港や行き交う漁船の風景、利根川河口が一望でき、利根川に沈む夕景も楽しめるなど、海と川との感動的な風景を見ることができます。また、隣接するウオッセ21は、地元の鮮魚店などが軒を連ねる水産物即売センターで、地元産品をはじめとした豊富で新鮮な海の幸を販売しているほか、レストランで海鮮料理を楽しむことができます。

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④銚子電鉄

銚子電鉄は1923年に開業した鉄道で、6.4キロメートル、10駅を19分かけてのんびり走っています。利用者の減少や度重なるアクシデントで、何度も廃線の危機に瀕し、その度に奇跡的な復活を遂げるという波乱万丈の歴史を生き抜いてきました。2004年の廃線の危機では「ぬれ煎餅買ってください。電車修理代を稼がなくちゃいけないんです」という異例のお願い文を出し「ぬれ煎餅ブーム」がおき、副業で始めたぬれ煎餅で奇跡的に廃線を免れました。レトロな車両がキャベツ畑や森の中を走る銚子電鉄は、多くのファンに愛されています。これからも頑張れ銚子電鉄!!

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⑤犬吠埼灯台

関東最東端の地で、日本で一番早く初日の出を見ることができる犬吠埼。その突端に立つ犬吠埼灯台は、英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により作られた、高さ約31メートルもあるレンガ造りの西洋型第1等灯台で、1874年、日本で24番目に点灯されました。白亜のすらっとした塔は美しく、99段のらせん階段を登ると、雄大な景色が広がります。また、灯台の周辺には、日本唯一現存する明治期の霧笛舎や、国産第1号の灯台用大型一等レンズなどが見られる資料展示館、とても珍しい「白いポスト」などの見どころもあります。

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⑥犬吠埼温泉郷

関東最東端の地、犬吠埼。日本で一番早く初日の出を見ることができるその岬では、1997年に温泉が湧き出して以来、気軽に温泉が楽しめるスポットとして人気です。犬吠埼温泉郷では、5つの宿泊施設で日帰り入浴ができ、海のミネラル分を多く含み保湿効果の高い温泉につかりながら雄大な太平洋を一望し、青く輝く昼の海や、夕焼けに染まる海、夜の海など、それぞれの時間で移り変わる景色を楽しむことができます。

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日本遺産

⑦醤油工場

銚子の醤油醸造業は、江戸時代初期に始まりました。銚子が醤油の産地として名を馳せるようになったのは、冬暖かく、夏涼しく、湿度が高いといった発酵に適した自然環境があったほか、良質な大豆・小麦・塩といった醤油の原料が、江戸川と利根川の水運を利用して手に入ることができたことが挙げられます。銚子で作られた濃口醬油は、水運で江戸へ運ばれ、寿司、天ぷら、蕎麦に合うと江戸っ子たちに好まれ、それ以来およそ400年、銚子の醤油は旨みと香りの調味料として日本の食卓に欠かせないものとなっています。江戸時代に創業し、現在も市内で醤油を作り続けるヤマサ醤油、ヒゲタ醤油では、工場見学が可能で、醤油の作り方や歴史について学ぶことができます。

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⑧銚子漁港

銚子の沖合は、南から流れてきた暖流の黒潮と北からの寒流の親潮がぶつかる場所です。この場所では、海の底から栄養豊富な水がわきあがります。また、利根川からの豊富な有機物を含んだ真水が流入します。このような恵まれた条件により、全国屈指の好漁場が形成されており、銚子は江戸時代から漁業のまちとして発展してきました。銚子漁港は、四季を通じて旬の魚が水揚げされています。水揚げされる主な魚は、イワシ、サバ、サンマ、カツオ、マグロ、タイ、ヒラメなどで、鮮魚として、また干物や缶詰として加工され、首都圏をはじめ全国に送られています。銚子漁港には、3つの卸売市場があり、第一卸売り市場では、マグロなどの大型魚を、生の迫力で見学することができます。

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⑨漁業発祥の町-外川-

外川の歴史は、紀州(現在の和歌山県)からやってきた崎山治郎衛門が、江戸時代初期の1658年に港を築いたことに始まります。それに伴い、漁港に面した南斜面は、碁盤の目のように区画された集落が造られ、そこに紀州から呼び寄せた漁師たちが住み、千軒以上の集落となる発展を遂げ、今日に至るまで、銚子の漁業発祥の地として栄えてきました。風情ある碁盤目状の町並みが今でも残っており、ドラマや映画の撮影などに使われているほか、銚子電鉄の終点として、多くの観光客が訪れる場所となっています。また、現在の外川漁港で水揚げされる「キンメダイ」は「銚子つりきんめ」と呼ばれ、千葉県のブランド水産品に認定されています。

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⑩西廣家住宅

江戸時代、良好な漁場であった銚子沖へ漁に来ていた紀州(現在の和歌山県)の漁師たちが銚子に移り住んだことで、銚子の漁業をはじめとする水産業は発展し、銚子は日本有数の港町になりました。銚子を代表する船主である西廣家は、巻き網船を所有し、サバやサンマ漁を行っています。西廣家も江戸時代の終わり頃に紀州から移住してきました。漁業と鰹節の製造に始まり、肥料として使われるイワシを干したものの干鰯、そして缶詰などの水産加工品の製造を手掛けていました。西廣家の敷地内には、江戸時代末期から昭和初期の納屋や缶詰工場などの建物が残り、銚子の水産業の歴史を伝えています。

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ジオパーク

⑪利根川

日本最大の流域面積をもつ利根川は、新潟県と群馬県の県境にある大水上山から始まり、途中さまざまな山岳から流れ出る水を集めて、銚子より太平洋へとそそぐ大河です。利根川河口には、銚子市と、対岸の茨城県神栖市を結ぶ銚子大橋がかけられています。総延長約1500メートルは川面にかけられた橋では日本一の長さで、その雄大な景観は、絶好の撮影スポットとなっています。

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⑫犬岩

犬岩は、その名の通り耳を立てた犬の形に見える、高さ15メートルの奇岩です。約2億年前の地層と推定されている一方で、平安時代の武将で悲劇の英雄、源義経にまつわる伝説が残っています。義経が源頼朝に追われ銚子から船で東北地方へ逃れる際、愛犬の「若丸」が敵の亡霊に取りつかれてしまい、これ以上一緒に旅を続けることができなくなってしまい、義経は泣く泣く愛犬を残して旅立ちました。海岸に残された若丸は、7日7晩鳴き続け、8日目に犬の姿が消え、そこにみたこともない犬の形をした岩が現れ、地元の人々が犬岩と名付けたと伝えられています。

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⑬屏風ケ浦

屏風ケ浦は、約10キロメートルにわたる海岸の絶壁で、波の浸食によりできた高さ約20メートルから60メートルの断崖が続いています。その雄大な景観は、英仏海峡のドーバーの「白い壁」に似ており、「東洋のドーバー」とも呼ばれています。屏風ケ浦は、比較的柔らかい地層から出来ており、かつては年間50センチメートルから1メートルも波浪の影響で削られていました。常に削られていたおかげで、崖面が植物に覆われず、地層の縞模様が美しい崖が形成されました。江戸後期以降、そのあら削りで雄大な崖が形作る景観が名所として出版物に取り上げられるようになり、日本の有名な浮世絵師、歌川広重の『六十余州名所図会』にも描かれました。また、ドラマや映画のロケ地としても知られています。現在は国の名勝かつ天然記念物に指定されています。

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⑭イルカ・クジラウオッチング

親潮と黒潮がぶつかり合うことで、豊かな漁場が広がる銚子沖では、ほぼ1年を通じて野生のイルカ・クジラ類を見ることができます。特に、春になると北の海から出産と子育てのためカマイルカが銚子沖へやってきます。銚子の温暖な海域と豊富な餌のおかげで、健やかに成長できるのです。イルカの種類は、カマイルカ・セミイルカ・イシイルカ・スジイルカ・マイルカ・ハナゴンドウ・ハンドウイルカ・スナメリなどで、時には5000頭ものイルカの群れに出会うことができます。また、イルカウォッチングで海に出ると、イルカだけでなくマンボウ・サメ類・キタオットセイ・トビウオ・コアホウドリ・クロアシアホウドリなどにも出会えるほか、波や空の風景などの素晴らしい景色も堪能できます。

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