先日、新しい地質時代の名前が「チバニアン(千葉時代)」に決まりました!
それに関連して、千葉県教育委員会が「千葉の地層10選」を公表したのですが、なんと、銚子市内の地層が2つも選ばれました!
選ばれたのは「白亜紀浅海堆積物(はくあきせんかいたいせきぶつ)」(銚子市・犬吠埼)、「屏風ケ浦(びょうぶがうら)」(銚子市―旭市)の2つ。一体どんな地層なのか、簡単にご紹介します。
屏風ケ浦
国の名勝・天然記念物に指定されている屏風ケ浦。銚子の名所の一つで、別名「東洋のドーバー」とも呼ばれています。ドラマやCMのロケ地として頻繁に使用されているので、目にしたことがある方も多いと思います。
銚子市から、お隣の旭市にかけて約10kmにわたり、断崖が続いています。これは約300万~10万年前の地層が、約1万年かけて現在の姿になったと考えられているそうです。
どこまでも続く断崖の迫力は一見の価値あり!夕日が沈む様子は絶景です。
※屏風ケ浦の崖上は高所のため大変危険であり、私有地も存在している場所です。観光や撮影目的で許可なく立ち入らないようご理解、ご協力をお願いいたします。屏風ケ浦の見学の際は、隣接する銚子マリーナ海水浴場から屏風ケ浦沿いに続く遊歩道をご利用ください。
屏風ケ浦
銚子市名洗町
銚子電鉄『外川駅』から徒歩30分
銚子駅から路線バス『千葉科学大学』行き『千葉科学大学マリーナ前』(所要時間約13分)下車 徒歩約3分
https://www.choshikanko.com/spot/00003.html
白亜紀浅海堆積物
国の天然記念物に指定されている、犬吠埼の白亜紀浅海堆積物。名前の通り、恐竜が生きていた白亜紀に海底で堆積した地層で、1億2000万年前の地層と考えられています。
ここまで古い地層を地表で見ることができるのは、関東でここだけだとか。
周辺では、さざ波の痕跡や生き物の這い跡の化石も見られるので、近くで観察してみてください。(遊歩道があり、散策可能です)
白亜紀浅海堆積物
銚子市犬吠埼9578-10他
銚子電鉄犬吠駅から徒歩約10分
http://www.city.choshi.chiba.jp/edu/sg-guide/bunkaisan/bun_syousai/inubosakihakuaki.html
千葉の地層10選の詳細はこちら→チバニアンだけじゃない! マニアが喜ぶ千葉の地層10選決定 鋸山も屛風ケ浦も